2005年2月7日
ゴジラ・ヘッドは、原型をワックス型に置き換え、金型の製作に入ることになりました。
金型の製作から製品の成形・組み立て・塗装までは、中国で行われるので、ワックス型のチェックに原型を製作したヴィショップの品田冬樹氏と、中国へ向かいました。
コンビニなどで販売されている、リアルな形状、細密な塗装のキャラクターフィギュアや、飛行機・戦車などのミニチュアは、そのほとんどが中国で成形・組み立て・塗装されています。中国には熟練した従業員を擁する、玩具工場が数多くあるのです。
そして、通常はワックス型を日本に送り、日本でチェックし、修正を施して、中国の工場に送り返すのだそうですが、ゴジラ・ヘッドはその大きさと重さのために、日本へ送るのは不可能だということになり、こちらから中国へ出かけていくことになったのです。
ゴジラ・ヘッドのワックス型は、複製用の素材の収縮率の関係で、各部に歪みが出ているらしく『これ、ほんとに初代ゴジラ?』と不安な気持ちになりました。初代ゴジラ独特のいびつな雰囲気が感じられず、どことなくカッコ良いのです。
品田氏は、鋭い視線でワックス型を見ています。軽く持ち上げたり、横に回ったり、様々な角度から見つめます。そして、原型と違っている個所を指摘し、修正を指示します。でも、どこか不安そう。頭頂部の出っ張り具合や、眉部分の大きさなど、複雑な修正を指示したため、その通りきちんとなされるかどうか、不安なのです。
そして、翌々日。修正されたワックス型と対面です。品田氏の鋭い視線がゴジラ・ヘッドに突き刺さるようです。近くから、遠くから、いろいろな角度から見つめます。そして、品田氏はにっこり。ワックス型を担当した職人とがっちり握手しています。
その後、金型を作る巨大なメッキ曹や、職人さんたちの仕事ぶりを見学させて戴きました。品田さんも自分も、これなら間違いなく、原型そのままの製品が出来上がると確信できました。
そして、1月の最終予約受付日の頃、量産品のサンプルが届きました。塗装はM−1号の西村祐次氏の指示によるものです。当時の撮影スタッフに話を伺ったところ、ゴジラは真っ黒だったそうですが、その黒さをイメージさせるグレーで成形しました。変形を防ぐための内張りもばっちりです。
このゴジラ・ヘッド、みなさんのお手元に到着した時は、どんな迎え方をされるのでしょうか?玄関に飾られますか?オーディオ・ルームの守り神にされますか?それとも箱に仕舞ったままにされるのでしょうか?
マス・プロダクツされるものとはいえ、その工程のほとんどは手作業です。ゴジラ・ヘッドとは末永く、大事につきあってあげて下さい。お願いします。
2004年12月3日
この製作日誌も3回目となりました。さて、また我々の前に立ちはだかった「障害」のお話をする前に、最新情報をお伝えしたいと思います。
先週(11月下旬)、第1号の見本が20ヶ、我々の元にやって来ました!本商品同様の塗装で仕上げ、一部の販売店の店頭に展示される予定です。
ゴジラの眉の色には、悩みました。M−1号西村氏は『モスラ対ゴジラ』風のカーキっぽい色を塗っており、ナカナカ味のある面構えになっていたのですが、自分としてはグレー系統の色を主張しました。そして何色もの塗装を試した結果、カーキとグレーの重ね塗りに決定しました。
ゴジラの眉は微妙な存在で、実際の着ぐるみは、身体本体と同じ色のままではないでしょうか?推測ですが。ゴジラの眼球は常にピンスポットでライティングされており、そのために明るい色に見えているのではないでしょうか?だからといって、眉を本体と同じ色にしてしまうと、まったくなじみのない顔に見えてしまうのですけれど。
本題に戻ります。出来上がったゴジラ・ヘッドの原型から、金型を作るための原型を作りました。口の内部や眼球を入れる細工はこの段階で行われたのですが、その原型を見ると、なぜか目が出ているのです。金魚のように。なんでやねん?
いったい何が違うのか?本体の肉厚か?いや、厚くすると、今度は奥目になってしまう!瞼の形状か?でも、最初の原型と変わっていない!眼球の位置か?・・・・・・品田氏、西村氏、そして自分。原型を前に悩む悩む悩む・・・結果、ちょっとした目尻の修正と眼球の直径を変更して解決。
こうやって文章にするとあっさり解決してますが、(て、この語り口のせいかも)原因に行き当たることができず、けっこう長いこと悩んでおりました。こうして仕上がった原型は、中国の工場に送られました。いよいよ生産用の金型を作るのです。
そして、季節は秋になろうとしていました。
2004年11月18日
さて、その「障害」ですが。
みなさん、最初の『ゴジラ ファイナル ボックス』の商品見本写真を憶えてらっしゃいますでしょうか?黒い箱の上に載って、睨みをきかせる初代ゴジラ。当初はあの黒い箱の表面に、鉄骨でできた構造物風のディテールを施して、30枚のDVDを収納しようと考えておりました。ところが、実際にデザインをはじめてみると、制作工程上の問題が次々と起こってきました。簡単に言いますと、イメージしたデザインの通りに箱を作ろうとすると、たいへんなコストがかかることが判明したわけです。
当初の読みが甘かった訳ですが、言い訳をするならば、全精力をゴジラ・ヘッドにつぎ込んだため、周囲への目配りがお留守になっていたということなのです。
これまで商品化されたゴジラ・ヘッドは、キット状態で販売されていました。下顎が別パーツになっていて、頭部に接着する必要があったのです。金型から成型品を抜いて作る以上、下顎を一体化するのは難しいのです。しかし、ゴジラの顎に継ぎ目があったら、興ざめですよね。とはいえ、大量生産されるゴジラ・ヘッドの下顎の接着跡を一つ一つパテ埋めするすることも、現実的には不可能です。そこで、『ゴジラ ファイナル ボックス』に同梱される初代ゴジラ・ヘッドは、下顎を頭部と一体化して型から抜くという、チャレンジングな作り方を採用しています。
と、ゴジラ・ヘッド製作に一所懸命になっていたのでありまして、気がついたら、箱の作り方に嵌まってしまったわけです。箱については一度考え方を白紙に戻しました。そしてで、現在みなさんに見ていただいている台座スタイルに落ち着きました。ゴジラ・ヘッドと台座は、組み合わされずに梱包され、お買い上げいただいたお客様に、ゴジラ・ヘッドを台座に据えていただくことになると思いますが、なかなか立派なスタイルになったのではないでしょうか?
さて、ゴジラ・ヘッドは無事に品田氏の手を離れ、原型はM−1号に移されました。ここで、生産に適した形にします。といっても、外形をいじるのではなく、眼球を入れるスペースと瞼の厚みを調整したり、顎の内側パーツをはめるための凹凸の加工をするのです。
そこで、なんと、意外な障害が!!
てなわけで、次回に続きます。
2004年11月2日
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ども、みなさんはじめまして。「ゴジラ ファイナル ボックス」を担当してます、石井でございます。このHPにささやかに色を添えようと「製作日記」を書かせていただくことになりました。今回は本商品の企画がいかにして成立したのかを、ご紹介させていただきます。 |
2004年10月23日
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10月23日(土)渋谷HMVにて、初代ゴジラスーツアクター・中島春雄氏と『ゴジラ ファイナル ウォーズ』ほか数多くのゴジラ作品に出演している佐原健二氏をゲストに迎えてのスペシャル・イベントが開催されました。 |
2004年7月31日
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7月31日ゴジラ旧作ANイベントにて 「ゴジラ」生誕50周年記念作品『GODZILLA FINAL WARS』の2004年12月4日(土)公開を記念して東京・有楽町の日劇PLEXにて実施された、3日間のオールナイトイベント上映会の第一夜が遂に開催! |
2004年7月某日
話題の“ゴジラ・ヘッド”をデザインするのは、『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』で怪獣の造形を担当した品田冬樹氏。 | ![]() |